店に入りまず説明を聞く。
私は、すべてサリナに任した。

そして、10分感覚でたくさんのホストが入れかわり
話をバシバシしてくる。

名刺と顔が分からへん。
サリナは気に入ったホストと気に入らないホストの
名刺をうまくわけていた。

そして、最後の方になり少し大人びた綺麗な顔を
した子が来た。
ん〜…
どうしよ、最後の子達しか覚えてないし…
私は悩んでた。

「これですべて周りましたが、誰にいたしますか?」

サリナは、
「この人で!」
もう決めてた。

私は決めれなかったから最後の方に来た大人びた綺麗な子にした。

そして、二人が指名した子が来た。

「ありがとう!!なんで俺やったん?」

地元ではこんな綺麗な男はいない。
話するのも緊張する。

「なんとなく…」

「なんとなくかい(笑)俺新人なんさ、せやでめちゃ嬉しいわぁ〜!!」

は?新人?
そんな雰囲気もない。
やっぱ、ホストは分からない…

サリナは、私が無理やなと思ったホストを選んでいた。
そのホストが私を見て、
「カラコン?」
と言ってきた。

「うん。」
それしか返事できへん!!

私が選んだホスト、レイは新人やからかサリナが選んだホストに遠慮をしていた。

「携帯番号とアドレス教えて?」
レイが言ってきた。

「うん、これ。」
連絡先を交換し初回が終わった。

私には眩しすぎる世界。
でも、良い経験になったかもしれないかと思い、
レイ達に見送られながら店を出た。

もう来ない場所。
こんな眩しすぎるとこは私には場違いやと思いながら
ホテルに帰りながらサリナと話した。

「また来たいなぁ〜!」
サリナは、選んだホストを気に入ったらしい。

ホテルに戻り、シャワーを浴びていた時、私の携帯が
鳴ってきた。

「サリナ〜、誰からか見て〜!!」

「リン!!(私)レイくんからだよ!!」

私は、サッと軽くふきバスタオルを体に巻き電話にでた。

「はい!」

「今、終わった〜!!」
レイが言った。

「お疲れ様、終わるの遅いんやね。」
と答えた。
ホストからの連絡なんかはじめてやからどうしたら良いか分からへんかったから、とりあえず普通に。

「ミーティングと掃除しとったからなぁ。
てかさ、今から遊ばへん??」

まさかの誘いにビックリした。

はじめてのホストだからね。