極上ヤンキー!!~校内での喧嘩は禁止です~






「ヘアピンをもらった次の日、引っ越したんだ」


「なんで一言も言ってくれなかったの?」


「……言ったらお前、泣くだろ?」




再び顔を私に向けた恭弥は、切なそうに苦しそうに笑っていた。


私のことを思って、何も言わずに行ってしまったの……?




「お前の泣き顔なんて見たくなかったし、それにいつかまた会えるって信じてたから」




恭弥……。


恭弥の信じる気持ちのおかげで、私たちはまた巡り会えたのかもしれないね。




「あの時の誓い、覚えてるか?」


「……うん、覚えてるよ」




忘れたときなんて、一度もなかった。


いつだって心の片隅には、あっちゃんから私への誓いがあった。






『――俺がお前を守るから!』






子どもながらに言ってくれた、ちっぽけで可愛い、私への気持ちで溢れた誓い。





「あの時は守れなかったけど、今度こそお前を守る。だから、俺のそばから離れんなよ?」





成長して大きくなった初恋の人は、その誓いを守るために強くなって、今私の目の前にいる。


とても頼もしくてあったかくて優しいけど、ちょっとバカで喧嘩腰なところがある私のナイト。