あっちゃん……。
どこに行っちゃったんだろう。
今、何をしているんだろう。
会いたいな……。
今ならわかる。きっとあっちゃんが私の初恋の人だった。
とても大切な宝物のようなその淡い記憶。
私はその思い出を宝物箱に大事にしまっておいた。
「……ん、」
なんだろう、あったかい。
だんだんと意識が戻ってきた私は、重い瞼をゆっくりと静かに開ける。
「起きたか?」
すると、聞こえてきたのは恭弥の声。
ここ、どこ……?
ぼんやりとする意識の中、私は辺りを見渡す。
……ん?外!?
ていうか、これ、どういう状況!?
我に返って現状を確認すると、どうやら私は恭弥におんぶされているみたいだ。
恭弥の肩には私のカバンがかけられている。
今何時なんだろう。恭弥が自分のカバンを持っていないということは、まだ生徒会の今日の分の仕事が終わって帰る時間じゃないよね……?
状況についていけなくて脳内が混乱している私。
「……あ、あの……」
「んー?」
「これは一体どういう状況……?」
なんで私は恭弥におぶられてるの?
私は恐る恐る恭弥に尋ねる。



