スラッとした足、ハニーブラウンのキリッとした瞳、ミルクティーの長い髪をツインテールにしている美人な副会長も、まさか神雷の一員で、ましてや幹部だったなんて驚いた。
「じゃあ、その横にいる金髪の奴は?」
「あの人は赤羽 恭弥【アカバネ キョウヤ】さん。神雷の副総長で、生徒会書記を務めてる。一人で、しかも一晩で五つの族を潰したという噂があるほど、喧嘩負けなしの最凶の人だ」
副会長の隣にいる金髪で両耳にピアスを三つもしているいかにも不良なあの人が、神雷の副総長……。
見るからに喧嘩が好きそうな人だなぁ。
右サイドをシルバーのピンで止めている生徒会書記の人は、退屈そうに欠伸をしていた。
「その横のチビは?」
「ホントお前何も知らねぇんだな……。この学校を首席で合格した天才・優木 蜜【ユウキ ミツ】さん。神雷の幹部で、会長の推薦で早速入学した今日から生徒会会計になった。あの可愛い外見からは想像がつかないほど強くて、去年族に入ったばかりだが、あっという間に幹部の座まで上り詰めたほどの実力の持ち主だ」
一番左に立っているあの可愛い男の子も神雷のメンバーなんだ……。
藍色の天パっぽい髪、濃い青の大きな瞳、そしてなんといっても穴が空いていない耳!不良っぽくないのに、幹部になるくらい強いだなんて信じられない。
前髪を上げている生徒会会計の人は、ハーフなのかな?それとも染めてたりカラコンしてたりするのかな?すごく綺麗な髪の色、そして瞳の色……吸い込まれていくようだ。
「お前、よく知ってるな」
「ばーか。ここの生徒なら常識だっつの。お前、族に入ってねぇの?」
「入ろうか迷ってるとこ」
「なんだよそれ」
後ろの人たちの会話を聞いていたら、生徒会のことについてよくわかった。盗み聞きしたのは悪いことだけど、なんだか助かっちゃったな。



