学校を出て、いつもは別れる道を今日は一緒に歩く。
いつもなら一人きりの帰り道。だけど今日は皆と一緒で、なんだか楽しい。
友達との帰り道は、一人ぼっちのときよりもずっとキラキラ輝いているように見えるのはなんでだろう。
「……ここだ」
「う、うわぁ……」
神雷のたまり場である洋館を目の前に、私は思わずそんな声をあげる。
私が想像していた場所とは違うくて、どことなく不気味でお化けでも出そうな雰囲気が漂っている。
「本当にここ?」
「あぁ」
岳斗さんに確認すると、岳斗さんは一言そう答えて玄関の扉を開ける。
ギギィ……と音を立てながら開いた扉に、私はビクッと肩をあげる。
もっとキラキラしたところかと思っていたけど、よくよく考えてみれば暴走族のたまり場だもんね。
こういうホラーハウス的なところの方が合ってるのかも。
「入らないの?」
いつの間にか先に洋館内に入っていた皆。
利央さんが振り返ってそう聞いてくれなかったら、置いてかれてたよ。



