そんなことを考えていると、勢いよく生徒会室の扉が開いた。
中に入ってきたのは、顔や腕などところどころ傷を負っている岳斗さんたちだった。
「はぁ、はぁ……、ようやく撒けたぜ」
「しつこかったわね」
「……チッ」
三人とも息を荒くしている。走ってきたのかな?
「大丈夫?岳斗」
「俺の心配もしろっ!!」
「僕が心配なのは岳斗だけだから。ちなみに、次に心配なのは利央」
汗を拭っている岳斗さんに蜜くんが声をかけるが、恭弥さんはそんな蜜くんにそう言い放つ。
蜜くんはドライな態度で恭弥さんを睨んだ。
顔を合わせれば口喧嘩が始まるこの二人の関係を、どうにかしたい……。
「あら、あたしは二番目なのね」
そう呟いて笑った利央さんは、岳斗さんたちとは違いどこにも傷がついていない。
「……“あたし”のときは避ける専門なの」
私の顔を覗き込みながら、耳元でそう囁いた利央さん。
わ、私、考えてること顔に出てたかな……!?
それに、利央さんの言葉の意味がよくわからない。どういう意味なんだろう。
「蜜」
「何?」
「その絆創膏、どうした?」



