「まじかよー」
首に手を回してため息混じりに言った恭弥さん。
蜜くんはそんな恭弥さんを横目に、のんびりと冷たい緑茶を飲む。
「まぁいいじゃない。どうせあたしたち、夏休みにも会うんだし。場所が違うだけでしょ?」
「仕事があるのとないのとじゃ、テンションが違うだろうが」
利央さんがそう言うと、恭弥さんはテーブルに出していたスナック菓子を食べながら言い返す。
皆は夏休みにも会うって利央さんが言ってたけど、遊ぶ約束でもしてたのかな。
「僕たちは毎日、神雷のたまり場で会うんだよ。学校帰りでも土日でも、夏休みでもね」
私が考えていたことがわかったのか、蜜くんは私を見てそう教えてくれた。
み、蜜くんってエスパー!?
「ふふっ、由楽はわかりやすいわね」
目を丸くして驚いている私を見た利央さんは、口元を手で隠しながら柔らかな笑顔をこぼす。
私って、そんなにわかりやすいのかな?
「毎日ってことは、もしかして生徒会の仕事が終わったあとも……?」
「うん。由楽と学校で別れてから、たまり場に行ってるよ」
そうだったんだ。いつも校門で私と皆とで別れるから、てっきり皆の家が同じ方向にあるんだと思ってた。
「……お前も、来るか?」



