こ、怖い……!!
殺気を感じているのは私だけ!?
ふと周りを見ると、他の新入生も顔を青ざめていた。
やっぱり不良さんでも怖いよね……。
そして美人な学園長代理の話が終わり、次は噂の生徒会の話に移った。
生徒会の人がステージに立つ。
たったそれだけなのに、周りからは歓声が起こった。
「やばい、鳥肌立ってきた」
「あたしのメイク変じゃない!?」
「かっけぇ~!!」
そんな興奮している声がいろんなところから聞こえてくる。
何この騒ぎようは……。
そんなにすごいのかな?あの生徒会の人たち。
ステージに上がってきたのは四人。
そのうちの一人が、ステージの中央にあるマイクに近づいた。
他の三人は後ろで横一列になって並んでいる。
うわ……綺麗な人だ。
「生徒会長の雅 岳斗【ミヤビ ガクト】だ」
うっすらと赤色が浮かぶ黒髪がサラッと揺れて、何もかも見透かすような漆黒の瞳でこの講堂全体を捉えるように見つめている彼の、ずっと聞いていたくなるような低いその声から何とも言えない迫力を感じる。
この人が皆が憧れている生徒会のトップ……。



