やっぱり、染めていたりカラコンをしていたりしてたわけじゃなかったんだ。
生まれ持ったものだったんだね。
「人間っていうより、醜いバケモノだろ。そう思わねぇか?」
沖田という男の子は口角を上げながら、私を見て聞いてきた。
私の手を握っている蜜くんの手は、こ刻めに震えていた。
大丈夫だよ、蜜くん。
私はそう伝えるように、蜜くんの手を優しく包み込んだ。
「どこが醜いの?どこがバケモノなの?」
「……は?」
私の言葉を聞いた沖田という男の子は、やっと笑うのを止めて私を睨む。
どれだけ殺気を込めて睨んでも、私は否定するのをやめたりしない。
「髪の色も目の色も、すっごく綺麗で醜くなんてない。……あんたの方がよっぽど心が醜いバケモノだよ!!」
蜜くんはバケモノなんかじゃない。
他人を蔑んだり嘲笑ったりするあんたみたいな最低な人間とは違う。蜜くんは可愛くて優しくて強い人だ。



