極上ヤンキー!!~校内での喧嘩は禁止です~







「それに、いつ見てもバケモノみてぇだなお前。そのコスプレ、お前によく似合ってるよ。はははっ」





蜜くんのことを褒めてるわけじゃないということはすぐわかった。


きっとこの人は、蜜くんのことをバカにしてるんだ。嘲笑っているんだ。




「……」




何を言われてもどんなに見下されても、蜜くんが口を開くことはなかった。ただ黙ったまま、沖田という男の子を睨んでいる。


一ミリも気にしていないような素振りをしている蜜くん。


だけど、私にはわかるよ。蜜くんがさっきから自分の拳をギュッと強く握りしめていること、私は気づいていたよ。




今何も言わないのは、私と関わらせないようにするためでしょう?


でも、ごめんね。


私には黙ってるだけなんて、無理みたいだ。





「蜜くんが、バケモノ?」



私の小さな呟きは、蜜くんにも沖田という男の子にも届いたみたいで、沖田という男の子は「そうだよ、こいつはバケモノなんだよ」と大きく笑う。




「髪は藍色だし、目は青色だし、人間じゃねぇだろ?」