蜜くんがスタンプを押すところを見て、次から次へとスタンプラリーの参加者が蜜くんにスタンプを押してもらおうと近づいてきて、気がついたら私と蜜くんは囲まれていた。
私たちを囲む参加者は、女の子よりも男の子の方が多かった。
やっぱり男の子からの人気も絶大なんだなぁ、神雷って。
「あの、お願いしやっす」
蜜くんが女の子の参加者へのスタンプを終わって、次は男の子のスタンプを押し始める。
するとその男の子は、女の子は誰ひとり頼んでこなかったのに、私にもスタンプカードを差し出してくれた。
「は、はいっ」
なんだか、嬉しいな。
私も生徒会の一人として少しは周りから認められた、って思ってもいいのかな?
「よかったね、由楽」
「うん!」
「由楽の男子からの人気はすごいと思うよ」
「……?」
「え、もしかして無自覚!?」
男子からの人気はすごいって、どういう意味なんだろう。
私を励ますために言ってくれたのかな?
ハテナワークを頭上に浮かべた私に驚く蜜くんに、私はさらに大きく首をかしげた。



