岳斗さんはなぜか私の意見を尊重してくれて、今年も何かする方向となった。
なんで私の意見を聞いてくれたんだろう……。
岳斗さん、優しいなぁ。
「どうせならあたしたちも楽しみたいわよね」
「バンドも楽しかったけど、今度はもっと規模をデカくしてぇよな。例えば、校舎全体で何かするとか」
「岳斗のかっこいいところが見たいっ!!」
岳斗さんの言葉を聞いた三人は、早速意見を出し合う。
私たちも楽しめて、なおかつかっこいいところも見れて、校舎全体でできるもの……。
「あ、印集めなんてどうかな?」
私の提案に、皆の視線がこちらへ向く。
「なんだよそれ」
頬杖をついている恭弥さんが、私にそう聞いてきた。
「校舎内をうろついているコスプレをした私たち生徒会を見つけたら印をもらうの。生徒会メンバー全員の印をもらえた人はご褒美として、生徒会と一緒に写真を撮れたりサインがもらえたりするの。……どうかな?」
詳しく説明すると、何の反応もなくて不安になってくる。
だ、ダメかな?生徒会メンバーは生徒の憧れだから、ご褒美はサインとかでいいと思ったんだけど……。



