私の名前に反応するってことは、もしかして一之江先生も、望空さんみたいに元不良さんなのかな?
「……じゃ、仕事よろしくな~」
一之江先生は口角を上げながらそう言い残し、生徒会室から去っていった。
意味深な笑みはなんだったんだろう……。
「早速、仕事かよ」
重いため息をつきながら面倒くさそうに呟いた赤羽さんは、テーブルに伏せながら横目で大量の資料を見ている。
「恭弥の頭だと、大変かもね」
「あぁ?」
また始まった赤羽さんと優木くんの言い争い。
二人の口喧嘩をほったらかしにしながら、高下さんと雅さんが早速資料に目を通し始めた。
不良さんだけど生徒会ってこともあって、しっかりしてるんだな。喧嘩してる人たちもいるけど。
「わ、私は何をしたらいいですか?雅さん、高下さん」
私が二人に尋ねると、高下さんは柔らかく微笑んだ。
「タメ口でいいのよ?それと、名前で呼んでくれたら嬉しいわ」
た、タメ口に名前呼び……!?
「あ、僕も!!」
「俺のことは“恭弥様”って呼んでくれてもいいぜ?」



