先生はニヤニヤとしながら、私と雅さんを交互に見る。
「?」
なんでそんな顔でこっちを見てくるんだろう。
まだ髪、乱れたままかな?
「で?何しに来たんすか?」
ニヤニヤしている先生に、もう一度そう聞いたのは赤羽さん。
「お前らに仕事をあげようと思ってな」
そう言うと、先生はテーブルに大量の資料を置いた。
うわ……、なにこれ。
「中間考査が終わってすぐにある文化祭。その企画・運営等、よろしく頼むな~」
テストのあとに文化祭が待ってるんだ……。
忙しくなりそうだ。
「あ、自己紹介するの忘れてたな。俺は一之江 理依【イチノエ リイ】。2年A組担任で、一応生徒会顧問だ。よろしくな、新メンバー」
「風都由楽です。こちらこそよろしくお願いします」
生徒会顧問だったんだ。
オレンジ色の明るい髪が似合う一之江先生は、私の名前を聞くと目を丸くして、さっきと同じ意味深な笑みを見せた。
「風都、ねぇ……」



