歓迎会を始めて10分後。
「なんだなんだ、この騒ぎは……」
生徒会室である温室を訪れてきたのは、入学式の前に私を注意してくれた先生だった。
「ん?一人増えてねぇか?」
「今増えたところです」
「お、新メンバーか。頑張れよ~」
先生の疑問に高下さんが素早く答える。
高下さんの言葉を聞くと、先生は私の頭を乱暴に撫でてそう言った。
「なんの用っすか?」
私の頭を撫でる先生の腕を掴みそう聞いたのは雅さん。
私はぐちゃぐちゃになった髪を元に戻しながら、二人を見つめる。
どうしたんだろう、雅さん。眉間にシワなんて寄せちゃって。
さっきよりどことなく不機嫌なような……。気のせいかな?
「岳斗、お前……」
先生は雅さんの表情を見ると、何かわかったように目を見開いた。
雅さんは無愛想なまま先生の腕から手を離す。
「……ふーん」



