私もそれが知りたい。
どうして私を生徒会に加えようとしたのか。
その真意を。
今日初めて会話をしたのに、いきなり生徒会庶務に任命するなんて……。
何か理由があるに違いない。
「――気に入ったから」
どんな理由を言うのかと思ったら、雅さんが紡いだのはそんな言葉で。
その場にいた全員が、びっくりしていた。
「……プッ、あはは!!なんだよそれ!」
沈黙が漂っていた空気を断ち切ったのは、赤羽さんの大きな笑い声だった。
驚きすぎて何も言えなかった私は、やっと雅さんの言葉の意味を理解して顔を赤くする。
「岳斗が気に入った……?へぇ、面白くなりそうね」
「由楽、どうする?」
高下さんはニヤリと微笑み、優木くんは私の顔を覗き込みながらそう聞いてきた。
どうする?って……。
「拒否権、あるんですか?」



