頬杖をつきながら、ライトブラウンの瞳を鋭く光らせてドヤ顔で言った赤羽さん。
昨日聞いたその噂、本当だったんだ……。
「……今にも倒れそうなくらいの深手を負ってたけどね」
「う、うっせ!あれは油断してたときに食らったんだよ!!」
「へぇ~?」
赤羽さんの噂に一言付け足しをしたのは、私の真向かいに座っている優木くん。
赤羽さんが吐いた言い訳に、優木くんは信じてなさそうな目でそう呟く。
「同じクラスだから言う必要ないと思うけど、一応ね。僕は優木蜜。高1。生徒会会計を昨日から務めていて、神雷では幹部をしてる。ちなみに、どんなところにもハッキングできるから天才ハッカーって呼ばれてる」
そういえば入試も首席で合格したって聞いた。
それほど頭が良ければ、ハッキングも簡単にできちゃうものなのかな?というか、ハッキングってしちゃダメなやつなんじゃ……?
「……俺様よりは力弱ぇけどな」
「でも恭弥よりは頭いいよ?」
「頭良くなくても、喧嘩が強ければ最強なんだよ!!」
「バカな誰かさんの攻撃はいつも単調だけどね」
「おい、それは誰のことだ?あ?」
赤羽さんと優木くんの言い争いに、私はどうすればいいのかわからなくて、あたふたしていた。
「この二人はいつもこんな感じだから気にしないで?」



