「それは岳斗の家で取り扱ってるお茶だよ」
優木くんがお茶を一口飲んだ私にそう説明してくれた。
このお茶も生徒会長の家で……。
雅財閥ってお茶まで扱ってるんだ。
「それじゃあ、知っているだろうけど改めて自己紹介するわね」
お茶を半分くらい飲んだとき、隣の高下さんはそう言いだした。
「あたしは高下利央。高2。生徒会副会長を務めてるわ。神雷では幹部をしてる。女の子同士、よろしくね」
「は、はい……」
よろしくってどういう意味で言っているんだろう。
まだなんで私が招待されたのかわかっていないけど、平凡な私がこんな豪華な生徒会に関わることなんてもうないと思うんだけど……。
「ハッ。お前のどこが“女の子”なんだよ」
「失礼ね。完璧な“女の子”でしょ?」
「見た目はな」
高下さんの自己紹介を聞いて鼻で笑ったのは、高下さんの真向かいに座っている金髪の赤羽さん。
見た目も中身も断然、高下さんは女の子だと思うんだけどな。私以上に女子力高そうだし。
「俺は赤羽恭弥。同じく高2。生徒会書記で、神雷副総長。ちなみに五つの族を潰したっていう噂は事実だぜ?」



