望空さんはそう言葉を紡いだ。
そう、なのかな?ちゃんと私の中に、お父さんとお母さんのいいところが受け継がれているのかな?
……そうだったら、いいな。
「あ、あの、私の才能ってやっぱり……」
「そう、演技力よ」
小さい頃からお母さんが出ているドラマや映画ばかりを見ていた。そのせいかいつの間にか演技に興味を持ち始めていた私は、気づいたら見よう見まねでお芝居をしていた。
きっとそんな小さな思い出が、私の中で大きく募っていき、才能として芽生えたのであろう。
「あ、そうだ!」
「どうしたの?」
「あの、生徒会室ってどこですか?」
忘れるところだった。
望空さんとの会話に夢中になりすぎてた。生徒会室に行かなきゃいけなかったんだ。
「生徒会室は屋上にある温室よ」
「お、温室……??」
なんでそんなところが生徒会室なんだろう。
普通どこかの教室じゃないの?
「前の生徒会室はボロくて嫌だって言って、会長が勝手に温室を作っちゃったのよ」
「え!?」



