まあ確かに、チャラいと言われてる俺相手なら、そう思っても仕方ないけど……。
「……どう、かな?」
甘えたような声、ベビーピンク色の髪をいじる指、グロスが塗られた唇、瞬きをしながら俺を見つめる瞳。
全身で「自分は可愛い」と言っているかのような服部れもんの態度。
全部天然なら、まだ可愛いんだけどなぁ。
そういう告白は、うちの生徒会庶務にしてもらいたいね。
「俺、君に興味ないんだ。ごめんね」
俺は軽くあしらうようにそう言うと、固まっている服部れもんの横を通り過ぎてスタジオを出た。
俺が廊下に出たとき、俺の携帯から着信音が響く。
電話?誰から……?
画面を見ると、そこには“風都由楽”の文字。
俺はそれを見ると、ふわりと微笑んですぐに電話に出た。
「もしもーし」
『あ、もしもし、利央?』



