俺が林をいじめていた男子どもを全員倒すと、今度は女子の方をやっつけるために尖らせた目を向けた。
そんな俺を見た林をいじめて楽しんでいた女子どもは、ヒィッ!!と声を上げた。
「ご、ごめんなさいごめんなさい……!!」
「いじめなんてもうしないから、あたしたちまで殴んないで!!」
女子どもはガクガクと足を震わせながら、俺にそう言った。
「本当に、もう二度といじめなんてしねぇか?」
俺が念のため確認すると、女子どもは何度も頷いた。
……なら、いいか。
つか、俺だって最初から女子に手を上げるつもりなんてなかったし。
「赤羽く……」
「先生、早く早く!!」
喧嘩を終えた俺に話しかけようとした林。
だが、林の声は先生を呼んできた女子の声にかき消された。
結局、喧嘩を始めた俺は罰として一週間のトイレ掃除をさせられることになり、林をいじめていたクソガキどもは一ヶ月みっちり補習と反省文100枚の刑に処された。



