「岳斗は私のこと、好きじゃないのに……っ」
「好きだけど?」
「…………へ?」
戸惑いを隠せない私に、岳斗はさらっと爆弾発言をする。
予想していなかった岳斗の言葉を聞いて、私は間抜けな声を出してしまった。
「……そ、それは、友達として?」
「んなわけねぇだろ」
「えっと、じゃあ……」
「フッ、混乱しすぎ」
今の状況に頭がついていかなくて動揺している私を見て、岳斗は手すりに肘を置いて頬杖をつきながら柔らかく微笑む。
い、今そんなとろけそうな笑顔を向けられたら、さらにドキドキしちゃうよ!!
「一人の女として、お前が好きだ」
耳まで赤くなっている私の頭にポンと手をおいて、岳斗は甘い言葉を紡いだ。
囁かれたその告白に、私の思考は完全に停止し、じわじわと涙がこみ上げてきた。



