極上ヤンキー!!~校内での喧嘩は禁止です~






「『こいつは俺がもらう』って言ってくれて、すごく嬉しかった」




まるでプロポーズみたいな言い方に、思い出すと今更ながら照れてしまう。


特別な意味なんて無いことくらい、ちゃんとわかってる。


だけど、愛しい人にそう言われたら、きっと誰だって自惚れてしまう。




「でも、私を引き取ることをよく岳斗のおばあさんが許してくれたね」


「俺が今まで以上に稽古を頑張ることを条件に承諾してくれたんだ」




そうだったんだ……。


私のためにそこまでしてくれたんだ。


皆にどれだけお礼を言っても足りないな。




「私って、雅財閥の養子になるの?あ、てことは“雅由楽”になるってこと?」


「いや、養子じゃない。居候みたいなもんだ。だから名前は変わらず、“風都”のままだ」




ふとした疑問を口にした私にそう言った岳斗は、「それに」と続けて話す。





「養子にしたら後々面倒になるからな」


「……え?」


「どうせお前は“雅由楽”になるんだし」


「…………え??」