ゆっくりと瞼を上げると、真っ白な空間が広がっていた。
ここはどこだろう……。
キョロキョロと辺りを見渡していると、
『『由楽』』
と懐かしい声で名前を呼ばれた。
この声は……。
もしかして、と思い振り返ると、そこには天国に行ったお父さんとお母さんがいた。
『お父さん、お母さん!!』
私は二人の姿を見ると、涙を浮かべながら二人に抱きついた。
たとえ夢の世界でも、会えて嬉しい……。
久し振りに会えた二人は、相変わらず優しくて温かくて。
二人のそばは、居心地が良かった。
『由楽、元気にしてた?』
『……お母さん、私、毎日辛くて恐くて……っ』
お母さんの柔らかな声を聞くと、いつも素直になれた。
ずっと溜め込んでいた苦しみを言うと、お母さんはそれを受け止めるように私の背中を優しくさすってくれた。



