「由楽!!」
三度目にしてようやく私は目を覚ました。
額には汗が滲んでいて、目尻からは涙が流れていた。
嫌な夢だった。なんで今、あんな夢を見てしまったんだろう……。
「大丈夫!?」
「すげぇうなされてたけど、大丈夫なのか!?」
「由楽、大丈夫?」
「……大丈夫か?」
なぜかベットの脇には蜜と恭弥と利央と岳斗がいて、皆して「大丈夫」という言葉を心配そうな顔で言った。
なんで皆がここに……?
「あたしが呼んだのよ。どう?具合は」
私が聞く前に、学園長室に戻ってきていた望空さんがそう言った。
望空さんが呼んでくれたんだ……。
嫌な夢を見ていたせいかな。皆の顔を見た瞬間、安心したのは。
「さっきよりは大分良くなりました」
「一応、家の人に連絡を入れといたわよ」
「……え?」



