そう言ってくれたことが嬉しくて、当時の私は涙をこぼした。
けれど、待っていたのは地獄の日々だった。
また場面が変わり、今度は初めておばさんの家に来たときの光景が広がる。
『これからよろしくおねが……』
私がそう言い終わる前に、おばさんは私にビンタした。
突然のことでわけがわからなくて、じんじんと赤くなった頬を抑えておばさんに目を向ける。
あぁ、そうだ。これがおばさんに受けた最初の暴力だった。
『この家では私が全て。絶対に私に逆らわないこと。わかった?』
『は、はい……』
『あんたを引き取れてよかったわ。これで存分に大嫌いな姉さんの娘をいたぶれる』
ずっと優しい人だと思っていたおばさんの本性を知って、思ったんだ。
まるでここは監獄の檻の中のようだと。
「……っ、た……す、けて」
「由楽?」
「だ、れ……か」
「おい、由楽!」
誰かが私を呼んでいる声が、すぐ近くから聞こえてくる。
私を呼んでいるのは、誰……?



