「それ飲み終わったら、ベットに横になるといいわ。あたしはちょっと用があるから、少しの間いなくなるけど、ちゃんとゆっくり休んでるのよ?」
「はい」
望空さんはそう言うと、学園長室から出て行った。
そして、ホットココアを飲み終えた私は真っ白なベットに横になった。
だんだんと瞼が重くなっていき、横になった数分後私は眠りに落ちた。
『お父さん、お母さん……っ!』
泣いているのは、誰?
『嫌だよ……。独りにしないで』
目の前には、お父さんとお母さんのお葬式をする少し前の時間にお父さんとお母さんの遺影を見て泣いている中学二年生の私がいた。
これは、夢?
お葬式を行ったのは、吹雪がすごかったある真冬の日だった。
『どうして、私をおいて死んじゃったの?』
まだお父さんとお母さんの死を受け止めきれずにいた頃の私を見ていると、当時の気持ちが蘇ってきて涙が溢れてくる。
そして一瞬世界が真っ黒になった後ですぐにパッと明るくなると、今度はお葬式が終わったときの光景に変わっていた。
目の前では、親戚の人が私をどうするのか話し始めた。
誰も私を引き取りたいとは思っておらず、お互いに譲り合っていた。そんなところに、おばさんが名乗り出てくれたんだ。
『私が引き取ります』



