戦いもすごければ、噂どおり応援もすごくて。
太陽の日差しを浴びながら、どのチームも鼓膜が破れるほどの大声で応援している。
騎馬戦で岳斗たちのかっこいい勇姿を見た女の子たちは、応援する声も出せずに骨抜きにされている。
騎馬戦終了のゴングが鳴り響き、結果岳斗と恭弥の騎馬が残ったので、騎馬戦は我が金色チームの勝利となった。
あれ?利央はどこだろう。
目を凝らして探してみても、やっぱり利央の姿が見当たらない。
「ねぇ、蜜。利央がどこにいるかわかる?」
「岳斗を支えてるよ」
岳斗の騎馬役……?
じーっと見てみても、やっぱりいない。
「いないじゃん」
「いるって!ほらっ」
蜜が指差して言うが、やっぱり利央のトレードマークのツインテールを見つけられない。
「……あ、そっか。由楽はまだ知らないんだっけ」
「え?」
岳斗の騎馬を一心に見つめている私に、蜜がそう呟いた。
知らないって、何を?



