気付けば村に生きた人はいなかった。 死体の山のなかに、一人私がいた。 満足感と喪失感。 始めてそんなものを感じた。 ひたすら、満足感を味わいたかっただけなのに。 苛立って、村の家という家を全て荒らして回った。 絶対何かあるんだ。 私が満足できない理由がどこかに。 そうだ。だっておかしい。 乾燥しているわけでもない。 舵本さんは火を使っていない。 なのに、なぜ燃えた? 村の人はなぜ不思議に思わなかった? そして、そのとき私は見つけた。 『舵本暗殺』 と書かれた密文書を。