PK戦。 みんな疲れきっていた。 相手は国内で指折りの強豪チーム。 俺達は運良く、いままでそいつらとは当たらなかったが、当然のことだが決勝で当たってしまった。 このシュートが入れば、勝てる。 このシュートが入らなければ、負ける。 そんなプレッシャーをかけられたのが、俺だった。 運が悪いのか…。 「大丈夫。お前ならできる!」 みんなはそういったけど、それが一番のプレッシャーだった。