―――ピーンポーン ガチャって音でドアが開いて出て来たのは大翔くん。 冷たい目が葵の全身を見て、驚きの目に変わる。 「…今、12月だそ!?何でそんな薄着の格好してんの?」 「えへへ…急いでたら着るの忘れちゃった。」 「…ハァ………とりあえず上がれば?」 そう言って葵をおうちに入れてくれた大翔くん。 何年ぶりかに入れてもらった大翔くんの部屋。 葵の大好きな大翔くんのにおいがする。