と、かぐや王子を開いてみる。

【かぐや王子をダウンロードしてくれてありがとう。
さて、かぐや王子をあなたにプレゼントします。いつお届けしますか?】

という文字がでてくる。
少し不安になってきたが、雫は続けた。

【明日の朝 昼 夜 からお選びください】

「朝にしようかな…朝にしようっ!」

と。朝のところをタップした。

「まぁ、明日の朝になってみてからのお楽しみだよね。」


そして…次の朝。


眩しいくらいにカーテンの隙間から光が零れる。
ふと…また二度寝をしようとしてる時。


「起きろ…朝だ…」

低い声が聞こえた。まぁお父さんでしょ。

「おい…起きろ…」

もう、しつこいなぁ…そんな起こさなくても間に合うから。

「…早く起きないと…お前に口づけを交わすが…起きないということはいいのか」

ん?ちょっとまってお父さんはこんなこと言わない。

「!!だれ!?」

「やっと起きたか…おはよう。」

「ちょっ!だれ!?不法侵入!!変態!」

「落ち着け。誰ってお前が昨日 注文したんだろう。」

「私 なんにも注文なんて…」

「かぐや王子」

「あーあれかぁ!ってはぁ!?」

「今日からお前の彼氏だ。名前はお前がつけてくれ」