私、中学3年の河野 みずき。

ずっとバスケをやってたの。推薦で高校も決まってた。

なのに…最後の試合で骨折しちゃった。

何でなの?私のバカ。

私は内定取消なった。悔しくて苦しくて涙が溢れてきて止まらない。

なのに…何でアイツは、そんな私の横で、へらへら笑ってられるのよ!

自分は推薦で行けるからって!!ズルい、私だって行きたかったのに…。

アイツこと、同級生で男バスのエースだった 平野 涼。

私は涼が大嫌いだった。だって、上から目線だし、超俺様なんだもん。

慰めるどころか、『残念だったね~。俺一人で行くから!!』なんて笑うのよ?

最低だわ。

よし、決めた!!勉強してアイツよりいい高校行ってやる!!

そして見返してやるんだから!!

私は必死に勉強して…何とか後期選抜?の二次試験を通り抜いた。

合格発表の日ー

私は何とか自分の番号を見つけて喜んだ。

晴れて女子高生になったはいいけど…友達は誰もいない。

少し不安だった。