「うん。お互い今は大切な人が居る。俺らの過去に何があったか、思い出せないけど...。これからは友達としてよろしく。」


そっと手を出された。


「うん。よろしくね。」


その手を握り返した私。


私には彼氏がいて、遥希には好きな人がいた。


私たちは終わってしまったんだね。