「中学のときに一度だけ付き合った子がいて この話をしたら泣いて別れを言われた。 それからもうこんな思いをしたくないし 誰かにもしてほしくないと思って やめたんだけど…」 「けど?」 「ダメだって思ってる。だけど 気がついたら梨津のことばっかでさ」 ハハハって笑う彼はぎゅっと わたしの手を握った。 「夏祭りのときにいた女の子が その中学のときの人で 泣きながら謝られてどうすることもなくて…」 だからって抱きしめるとかないでしょって 軽くパンチした。