「中学のときずっと付き合ってた子がいて
病気のこと思い切って打ち明けたらその子
次の日に泣きながら別れてほしいって。
そんな人とずっとは付き合えないからって。
それからあいつは女つくるのやめたんだ。
よく考えたらいつ死ぬかわからない男なんかと
いても幸せにはなれないとか言って…」
ますます暗くなる空は
もうすぐ雨が降る気がした。
「なんかあいつ心ここにあらずっていうか
へらへら笑ってるけど無理してるっていうか
でも、南といるときのあいつ前みたいに
本当に楽しそうにしてたんだ。
俺と二人でいるときも梨津梨津ってうるさくて」
次、外を見た時
雨が降り始めてきた。

