✳︎ 「あら、どうしたの⁉︎その顔色」 空き教室を出て保健室にきた私は保健の先生に驚かれてしまった。 ……そんなに顔色悪いっけ? ろくに寝れてないからかな。 「ちょっと具合…悪くて、休ませてくれま……」 休ませてくれませんか、と言おうとした瞬間。 目の前がふらついた。 やばいと思ったときには、もう遅くて。 どんどん目の前の光景がグチャグチャになっていく。 もう、無理。 そんなことを考えながら、先生の声をそばに、私は倒れていった。