君のことが大好きです。




本当は言ってしまいたい。


萌南ちゃんが想の大切な幼なじみじゃなかったら言ってたかもしれない。


だけどこれを言ったら想と萌南ちゃんの関係は確実にヤバくなる。


そんなことになったら萌南ちゃんが私になにをしてくるかなんてわかんない。


楽になりたいけど、これは私の問題で、想に迷惑をかけるわけにはいかないからダメだよね…



これは、私1人で解決しなきゃ。




「あ、じゃあ私、先行くね!」



「おい、美来!」



私の変化に気づいて止めてくれようとする、想のところに戻りたかったけど、涙が出そうで私は想の声に振り向かなかった。