君のことが大好きです。







そんな風に想への気持ちをちゃんと確認した1週間後、私にとって学校での人生が変わるようなことが起きた。



「…な、に、これ……」



私の下駄箱には真っ白い封筒、開けば大きく“別れろ”の文字。


一瞬で萌南ちゃんだと思った。


それくらいなら我慢ができた。


だって萌南ちゃんは長い間ずっと想を想ってきてそれなのに中学で出会った私が想と付き合っているのだから。



でもそれだけじゃ終わるわけなかった。



上履きがなくなった3日後に届いたのは私の写真が何枚も入った真っ白な封筒だった。


私の顔は全て黒く塗りつぶされて、酷いものは切られてるものもある。



「どーしよ……。ストーカーされてる?」



まさか萌南ちゃんがここまでするなんて思ってなかった。


学校での写真、帰り道での写真、想とデートしている時の写真、全部撮られてる……。


ここまでくると、家もばれてる…よね。



「美来、おはよ!」



「っ!…あ、想、お、おはよう…」



「…大丈夫か?顔色悪いけど」



「う、うん!全然大丈夫!…」