君のことが大好きです。





「あたし?じゃあ想君が死んだのもあたしのせい?なんで?悪いのは美来ちゃんでしょ?」



私の…せい?



私があの時苦しんでなかったらこんな風にはなってなかったって言いたいの?



「……うん、確かに私のせいだよ、想が死んだのは。でも、でもさぁ!私が萌南ちゃんにいじめられてなかったらあんなことにはなってなかったよ……」



だから、すこしでも萌南ちゃんがあの時見守っていてくれたら、きっと、きっと、こんな残酷な結果にはならなかった。


こんなこと、何回言ったって過去は変わってくれないからダメなのだけど。


でも、後悔しないわけにはいかないんだ。



「いじめてなんかないよ!あたしはただ想君が好きだっただけだよ」



「萌南ちゃんが想を好きでいたことくらい知ってた。だけど…いくら想のことを好きでいたって、いじめをしていいわけじゃないと思う。萌南ちゃんのしてたことはいじめなんだよ……」



“ 好き ”それだけで、何をやっていいとは限らない。


それくらい、萌南ちゃんもわかってるはずだ。


というか、わかっていてほしい。