君のことが大好きです。




開き直って待ち合わせ場所に来てみたものの…。


みんなからの視線がやばい気がする……。



みんな、なんか私みて話してる気がする。




「帰りたい。」




切実にそう思います。はい。



やっぱりこんな奴がこんな可愛い浴衣着てきたから似合わないとか浴衣だけが可愛くてきてる人は可愛くないとか言われてるのかな……。


あー!もうやだ…。




「ねーねー。」



ん?私?


この変なサングラスかけた海ちゃんの百倍、いや、一万倍チャラそうな人、私に話しかけてるの?



「…あの、私……に話しかけてますか?」



「そーだよー。俺と一緒に遊ばない⁇」




……。



なにこの人!めっちゃチャラいんですけど!


見た目以上に中身もチャラいし…。



いくら私がブスだからってそういう誘いに乗ると思ってんのかな。



私はそんなに軽くないよ!





「ごめんなさい。私、暇じゃないんで。待ってる人いるんで。」



「えー。遊ぼう?絶対楽しいと思うよ?その人と遊ぶよりもさ。」




……絶対この人と遊ぶよりも羽湖ちゃんと遊ぶほうが1億倍楽しいよね。うん。



てか、さっきから腕掴んできて痛いし……。