「美来!教科書取りに行こう!」
ホームルームが終わり早速話しかけてくれた羽湖ちゃん。
「…でも私、まだ教科書持ってなくて…」
そう、まだこっちに来たばっかりだから教科書どころか、家の家具も揃っていない
まあ、ひとり暮らしだからなにも困らないけどね…
「あー、そっか!
じゃあ美来、海ちゃんと隣だから、海ちゃんに見して貰えばいいよ!」
海ちゃん…?
どんな子かな、羽湖ちゃんはサバサバした感じだから可愛い子かな?
そう思って隣を見ると、耳にピアスをつけた茶髪のイケメンでチャラそうな…男………
「男⁉︎」
海“ちゃん”なのに⁉︎
