…でも、これで行かなかったら羽湖ちゃんに怒られる。
あー。どーしよう!
よしっ羽湖ちゃんに電話をかけて聞こう!
__プルルルル_プルルルル
『もしもし?美来?』
「あ!羽湖ちゃん!今日、私服で行っちゃダメかなぁ…?」
『なんで?浴衣、着ていけなくなっちゃったの?』
「着ていけなくなったというか…。
似合わなすぎて困ってるというか……。」
『はぁぁああ⁉︎美来が似合わないわけないでしょ⁉︎』
はい、すみません。
…でも本当に似合わないんですよ……。
「いや、本当に似合わなくて…。」
『絶対似合うんだから着てきてよね!わかった?』
「は、はい。でも…『じゃあね!』
ブチッ__
き、切られた………。
やっぱり着ていくしかないか。
もう、しょうがないよね。
行くしかないし!
自分がどんなにブスでも関係ないし!
「いってきます!」
