君のことが大好きです。




「ハァ…。」




あれからどのくらい走っただろう。



自分がどう走っているのか、どんな顔で走っているのか、どこを目指して走っているのか。



全部全部わからないくらい走っていた。



頭に浮かぶのは大っ嫌いな人の顔とあの時の最悪な出来事ばかりで。




私がついた先は旧音楽室だった。