残念系美兄妹の日常

ーーなんだかんだで時間が経ち、7限目のHRが始まった。




「はーい、今日のHRは来週の遠足の班決めをしまーす。自分の席から移動してもいいので好きな人と4人以上でグループを作ってくださーい」




ーーマジで。高校生になっても遠足とかあんの。もし博物館見学やら、なんかのお難い講演会とかなら絶対に休んでやるけど。




と、いろいろ考え込んでいるうちに周りは一斉にザワめきだし、どんどんグループが出来上がっていく。





「お前織谷さん誘ってこいよ」



「バッカ。先輩に目ぇつけられるだろーが」



「チキンかよ」





背後で、そんな男子たちの会話が聞こえてくる。




なんか、あたしを誘うか誘わないかで勝手に盛り上がってるけど、悪いがあたしの方は庶民あるいはブサメンに付き合う気などさらさらない。




目の前に、あたしと同じように一人で座っているぼっち兄貴…郁弥の背中をつつく。





「ねえ、郁弥。一緒に行こ?」




「は?なんでお前(妹)と一緒に行かなくちゃならないんだ」




「いいじゃん♡どーせ一緒に行く友達なんていないでしょ?」





チラッと背後に目をやると、男子どもは理解したのか、慌てたようにあたしから目を背け、黙り込む。




「はーい、そろそろ決まったー?
……えーと、島平くんと谷木くんは……織谷くんたちのグループに入れてもらって」