「確かに。土曜日、楽しみだね」
私達の学校は、文化祭と体育祭が毎年、生徒会長によるくじ引きで決められ、今年は体育祭だったため、文化祭はなかったのだ。
だから、「文化祭」というものに行くのは初めて。
そのため、楽しみな気持ちは大きい。
「……あ。そう言えば、誰が何をするのか聞いてない」
そんな事を考えていると、隣で蘭がしまった、という声でそう言う。
「あ、本当だ。ギターとか、そういうの誰がするんだろうね」
すっかり忘れていた。
結構重要な事なのに。
「…まあ、いいか。それも楽しみの1つにしよう」
蘭が肩を竦めながらそう言ったことに、そうだね、と同意する。

