「…ま、そろそろ私と香琳は帰るから!」 大樹君の質問を最終的にはそう言って封じた蘭は、私に「ね?」と同意を求めてくる。 蘭の意図がさっぱり分からない私だけれど、 佑斗達が私達が帰らないと練習しないと言うのなら、確かに帰った方が良いかも、と思った。 「うん、そうだね。……じゃ、お邪魔しました」 外まで送る、と言った佑斗達に断りを入れて、翔ちゃんの部屋でさよならを告げた。