件名:大好きな君へ




もうっ!最後まで話を聞いてよ!


好きな人にそんなこと言うはずないのに。



「携帯、今持ってる?」


「あ、うん。一応持ってきた」



桜は千の『メールで送ってきただろうが』という言葉に引っかかたのか、そう聞いてきた。


私も桜と同じことを考え、先生にバレないようにスカートのポケットに携帯を入れて、持ってきていた。



先生に今持っているのがバレたら、校舎で使っていると思われて、罰せられるかもしれないから、慎重に裏庭まで来たんだ。


先生とすれ違う度、携帯を所持していることがバレたらどうしようってヒヤヒヤしたよ。



「メール確認してみれば?」


「うん、してみる」



瑛美の言葉に頷いた私は、箸を一旦置いて、携帯の画面をタップして操作する。


千に送信したメールを開いて、内容を見てみた。


瑛美と桜も気になるのか、携帯の画面を覗き込むようにして見ていた。