件名:大好きな君へ




なんて、ね。


わがままにもほどがある。


恋をしたら、気づかぬうちに、独占欲の塊みたいになってる。



このままじゃ、一緒にいても何か物足りなく感じてしまいそう。


それこそ、千のストーカーなんかになっちゃったりしたら……どうしよう。




「……フッ」


「え?」




今、千、笑った……?


何で?ていうか、本当に笑った?



「なに百面相してんだよ」



ぽかんと口を開けている私に、千は口元を隠すように覆いながら無邪気な笑顔を向けた。


千の笑顔だ……!


金曜日に見た笑みとは違う、明るい笑顔。



――あぁ、好き。大好き。


君の笑顔を見たら、もっと君を好きになっちゃったじゃないか。