件名:大好きな君へ




矢崎がもう一度私に謝ってくれたので、許してあげることにした。


でも、瑛美はまだ怒り足りない様子で、眉をひそめている。



「せっかく、大事な話してたのに」


「大事な話って?」


「桃葉の悩みを聞いてたの!」



……ちょっとちょっと、瑛美さん?男子三人に何を話してるんだい?



「悩みって、何?」



芹沢が興味津々に聞いてきて、やっぱりそうきたか……と心の中で肩を落とす私。


だけど芹沢の瞳からは、からかってやろうとか、そんないたずら心は感じられなくて。


なぜか、話してもいいかなと思えた。




「実はね、私、最近ストーカーされてるっぽくて……」




私は、昨日のことを全て話し出した。


といっても、話す内容はそこまでないんだけど。